一致団結!顧問と部長の不在を乗り切れ!

B♭クラリネット2年生のめると申します。


今日の練習は朝9時から20時、「お食事会」まで含めると22時半くらいまででした。
こんなに長い練習は久しぶりで、「お食事会」のごはんや「炭酸水」がとても美味しく感じました。嗚呼青春!


午前中は、諸事情で仕上がりが少し遅れている某曲の特訓を3時間。
確か、オレンジの服を来た男性が空を飛んだり黒髪から金髪になったり、緑色の肌をした方が登場したりするような曲だった気がします。
本番まで練習できる時間もわずかなため、それぞれが意見を出し合って、アツい練習となりました。


そして午後からは全員揃って、大編成の曲を練習です。
なんといっても今日は、夜の18時から20時まで、ゲストのキノコ国本さんとの合同練習が控えていたのです。
「ここはベースが入ります」「ベースが入ったらこうなります」、などなど、夜の練習に向けて調整をしていきます。


そして、朝から8時間にわたる練習ののち、我々はキノコ国本さんとの合同練習のため、全員で都内某所のスタジオへ向かうはずでした。しかし。


「あれ...?部長は...?」

なんと、駅のホームに部長の姿がありません。


「「「そんな!いつも演奏を引っ張ってくれる部長がいないなんて!」」」


部員全員に動揺が走ります。

「大丈夫だ、我々にはヨシヲ顧問がいる。ヨシヲ顧問がキノコ国本さんと連携して、ベースから全員を引っ張ってくれるはずだ」


そう思っていたのもつかの間、スマホの画面を見たヨシヲ顧問の表情が変わりました。


「今すぐ、向かわなくては行けない場所ができてしまった」

「「「ヨシヲ顧問ーーーー!!」」」


そしてヨシヲ顧問は駅のホームを去ってしまいました。


さて、いつも演奏や練習の段取りなどを引っ張っているヨシヲ顧問と部長が不在の状態にも関わらず、ビッグゲストのキノコ国本さんをお迎えすることになった我々。
毎回譜面のアレンジを担当してくださるFCB指揮者いちけn氏にヘルプを求めるも、


「悪いな、今日はこれから酒を飲むので忙しいのだ」


と断られてしまいました。

不安な面持ちでスタジオへ到着すると、そこには、屈強な装備を身に着けた、FCBパーカッションのメイジソさんが待っていました。
そうです、今回はFCBからパーカッションの援護をお願いしていたのです。


「俺に任せろ」


そう言ってメイジソさんが微笑むと、スタジオの入口に、キノコ国本さんがいらっしゃいました。


ーー大丈夫だ。できる。

「「「国本さん、よろしくお願いします!!!」」」


その後の練習は、Esクラのエースどんぶり先輩、影のリーダーみさき先輩をはじめとする部員たちの情熱と、メイジソさんの手厚いサポート、そして何よりキノコ国本さんの圧倒的なベースにより、つつがなく進行してゆきました。


今日はもうひとつドキドキする出来事がありまして、それは、キノコ国本さんのリクエスト曲をご本人の前で演奏するというものでした。演奏だけならまだしも...おっと、ここは当日のお楽しみなのでした。
こちらも無事に演奏することができまして、キノコ国本さんに、あんな楽器、こんな楽器を演奏していただけることになりました。楽しみにしていてくださいね!


無事に練習を終えた我々は沖縄料理屋さんで「お食事会」をしまして、美味しいごはんや「炭酸水」を堪能しながら、食べ物の話に花を咲かせました。


本番まで残り1ヶ月を切りましたが、ラストスパートがんばります!